沿革
温知会は、昭和38年(1963)9月15日、矢数道明先生を中心とした漢方研究会として発足しました。当初は会の名称もなく、当初の会員は僅かに5名で、毎月矢数医院の一室を会場とし行われていました。
昭和40年に会の名称を正式に「温知会」と定め、さらに、その後の会員増により、昭和47年に三楽病院の会議室に、ついで、現在の湯島聖堂のある斯文会館で開催されるようになり、現在に至っています。
会員とその構成
会員は、医師、薬剤師、鍼灸師で、これに賛助会員が加わります。
現在の会員数は149名です(2021年2月現在)。
月例会
温知会における毎月の月例会の内容は、『傷寒論』などの古典の読解、生薬解説、処方解説、自由演題での講演(臨床研究、医史学研究)などで、発表は原則として会員に限ります。内容に関しては、別項を参照してください。
『温知会々報』発行
温知会では、1年に2回『温知会々報』を発行しています。内容は、月例会で発表された学術記事や、随筆、会員各位の活動報告など多岐にわたります。このホームページの中にある過去の『温知会々報』の目次をご覧ください。2021年1月現在、90号が発行されています。会員の方は、これまでのすべての号のPDF画像を見ることが出来ます。
温知会のあゆみ
発足以来の温知会のあゆみを、それぞれの年ごとに記載したものです。
その他
毎年、11月23日に開催される神農祭に参加しています。現在の神農奉讃会会長は、温知会理事の小曾戸洋先生です。
*東京都文京区にある湯島聖堂の神農廟に安置されている神農像は、もと雑司谷の幕府北御薬園にあり、後に江戸医学館に祭祀され、昭和18年に現在の位置に戻りました。昭和28年に湯島聖堂神農史蹟礼賛会によって神農祭が復活され、以後毎年11月23日の勤労感謝の日に斯文会と神農奉讃会が神農祭をとり行っています。